弁護士コラムCOLUMN

2016.03.08更新

 かつては愛し合った二人の間に、何らかのきっかけで溝が生まれ、愛情と信頼を感じることができなくなり、離婚の二文字が脳裏をよぎることもあるでしょう。

 そのようなとき、まず、考えるべきことは、やり直しは可能かどうかです。

  あなたが妻や夫への愛情と信頼に疑問を感じるようになったのはなぜでしょうか。コミュニケーションの不足が原因ではないですか。特に、結婚して日の浅いうちは、それまで違った生活をしていた二人が共同生活をするわけですから、衝突やすれ違いが生じがちです。そのような衝突やすれ違いを経験しながら、お互いの受け入れられること、受け入れられないことを知り、穏やかな夫婦生活が送れるようになるものです。あなた方が、若いお二人である場合は、お互いのことがよく分からないために衝突とすれ違いを繰り返しているのではないかを振り返ってみましょう。

 また、浮気を許せなという気持ちは当然ですが、一度の過ちがあったからといってすぐに離婚という結論に至るのは、少し気が早いように思います。普段はよき夫、よき妻でありながら、何らかのきっかけで、浮気をしてしまったときに、相手方配偶者が、深く反省し、もう繰り返さないと信じられる場合は、やり直すことを考えてもよいのではないでしょうか。しかし、いかに反省をしても、何度も浮気を繰り返す人はいます。暴力や借金も同じですね。いくら反省しても繰り返す浮気や暴力、借金などは、病気のようなものです。あなたの配偶者にそのような傾向があるのでしたら、本人に自覚があり、カウンセリングや治療を受ける気があるのであれば、まずは、精神科医や臨床心理士などの専門家に見てもらうのがよいでしょう。本人に自覚がないか、あるいは、あなたご自身に本人をサポートするつもりもないということであれば、本気で離婚を考えた方がよいでしょう。

  年をとってからの離婚、いわゆる熟年離婚に至るご夫婦は、一方がずっと我慢を強いられてきたと感じているにもかかわらず、他方はそれに全く気付いていないという関係である場合が多いようです。ここまで来ると、愛情と信頼を回復することはなかなか困難です。しかし、夫の退職を機に、夫が妻のそれまでの苦労を気遣い、仲良くなるケースもありますので、一概に「修復困難」と決めつけてしまうのも躊躇われるところです。

 熟年離婚を考えるようなご夫婦は、ある意味「安定した関係」にあり、離婚に踏み切れないというのも分かります。しかし、相手方配偶者と、残りの人生を楽しく、穏やかに過ごすことを想像することができないのであれば、思い切って離婚をして、砂を噛むような毎日から抜け出し、人生の終盤において新たな道を歩き始めることも、よい選択だと思います。離婚をしても、子供さんや気の合う友人がいれば、寂しいことは何もないでしょう。
 

解決への第一歩を。

「弁護士に相談すべきことなのかわからない」
そう思われる方も多いと思いますが、ご心配はいりません。
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どうかは、実は難しい問題で、分からなくても当然なのです。

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